ホストやキャバ嬢、風俗嬢などの水商売は、
カードローンの審査に通りにくいと言われています。
実際にネットの書き込みなどを見ると「審査に落ちた!」
という声がけっこうありますよね。
とはいえ、水商売の方でも「急にお金が必要になった」
ということは多々あります。
そんなときに便利なのがカードローンですが、
本当に水商売の場合、審査に通らないのでしょうか?
■水商売でもカードローンを利用できるのか?
結論から言えば、水商売であってもカードローンの利用は可能です。
ほとんどのカードローンの申込み条件をみると、
対象年齢(たとえば20歳~65歳)で、安定した収入がある方となっています。
これは正社員だけでなく、パートやアルバイトも含んでいます。
もちろん水商売であっても変わりありません。
そのため、水商売でも申込み条件を満たしているため、
カードローンを利用をすることが可能です。
ただし、審査にやや不利になることは否定できません。
カードローンの審査はスコアリングシステムという、
年収や職業などの情報をもとに返済能力を採点化するシステムになっています。
水商売の場合、職業の採点が低くなってしまいますので、
審査に若干不利になってしまうんですね。
■限度額を減らされたりはしないのか?
限度額はその人の年収や職業、過去の返済実績などによって決まってきます。
そのため、職業だけで決まるわけではありません。
ですから、水商売だからという理由で限度額が減らされてしまうことは、
考えにくいかと思います。限度額があまり出ないのは正社員ではないことが考えられるかと思います。
もちろん審査に通ったからといって、最初から大きな額の借入れは期待できません。
最大限度額が500万円であっても、
いきなり500万円を貸してくれるわけではないんですね。
最初は30~50万円程度からとなり、返済実績を積み上げていくと、
限度額を増枠してもらえるという形が多くなっています。
これは水商売だけでなく、その他の職業でもおなじです。
また、消費者金融系のカードローンを利用するときは、
総量規制に注意しなくてはいけません。
総量規制とは「借入れは年収の1/3まで」という法律になります。
年収500万円であれば、1/3の166万円までしか借りられないということですね。
ちなみにこれは1社でなく、他社の借入れも含みます。
すでに他社で140万円の借入れがあれば限度額は26万円までになりますし、
166万円の借入れがあれば、消費者金融系の利用はできません。
消費者金融系のカードローンに申込むときは、
この総量規制に注意しておく必要がります。
■本人確認や在籍確認はどうなる?
本人確認や在籍確認は水商売であっても通常と変わりありません。
本人確認の電話は携帯電話にされることになり、
氏名や住所、契約事項等の確認をすることになります。
在籍確認の電話は働いているお店にされることになります。
このとき「お店に電話されたらカードローンの利用がバレるのでは?」
心配になっている方も多いでしょう。
ですが、カードローン会社もその点はしっかり配慮してくれています。
それは全ての人に対して在籍確認は慎重に行われます。
カードローンをしていることがバレたくないから利用しないという方は多いものです。
海外ではキャッシングは普通ですが、日本では隠す傾向があります。
そのため業者側も在籍確認には慎重にならざるを得ないのです。
例えば、電話は担当者名でし、申込者本人と確認できるまで、
業者名を名乗らないなどの配慮をしてくれているんですね。
個人名で電話がかかってくるので、「○○銀行、○○カードローン」などと名乗ることはありません。
そのため、在籍確認の電話でお店の人に
カードローンを利用していることをバレてしまう可能性はほぼありません。
安心して利用することができます。
■まとめ|多少の通りにくさはあるが、審査基準は同じ
水商売はカードローンの審査に通らないという噂がありますが、
そんなことはありません。
過去に延滞等の事故情報を起こしたことがない限り、審査にはちゃんと通ります。
もちろん、職業がら安定しているとはいえませんので、
その点はマイナスになるのは事実です。
ですが、水商売だからという理由だけで審査に落ちるということはありません。
審査に落ちたとすれば、それは水商売をしているからではなく、
過去に金融事故を起こしていたり、単純にスペックが足りていなかったことなどが原因でしょう。
カードローンの審査の合否は、スコアリングと信用情報によって決まるため、
職業だけで決まるわけではないんですね。
もちろん、審査に落ちたとしても原因は教えてはくれません。
「水商売をしているから?」と思うよりも、他の心当たりを探してみたほうが良いかもしれません。
キャッシングにおいてもちろん職業は大事ですので、
最も通りやすいのはしっかりと職に就いている方です。
水商売は社会的信用を強みにはできないでしょう。