カードローンを利用しているとほかのローンにも影響があるの?

ローンにはカードローン以外にも、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなど数多くのローン商品があります。
特に銀行ではローンの種類も多いのですが、カードローンと他のローンにはどのような関係性、影響があるのかを、今回は見ていきましょう。

■住宅ローンとカードローンの関係

italia_mansyon

人生で最も大きな買い物、それは夢のマイホームです。

戸建てだろうとマンションだろうと、マイホームを購入するために住宅ローンを組むのが一般的です。

住宅ローンを組む前にカードローンを利用していた場合、これは審査に影響するのでしょうか。
結論から申し上げますと、大きく影響してきます。
特に、消費者金融のカードローンは高金利です。
消費者金融から借入をしていて返済中の方は、審査すら受けさせてもらえず門前払いの場合もあります。
ただし、カードローンと住宅ローンが同じ銀行の商品だった場合、必ずしもマイナスには作用しません。
ちなみに、カードローンをすでに完済していれば、マイナス影響は最小限に食い止められますが、より確実にするにはカードローンを解約するのがおススメです。

カードローンに申し込む前に住宅ローンをすでに利用している場合、これはマイナスの影響はほとんどありません。
数あるローンの中で審査が最も厳しいと言われる住宅ローンの審査に通ったくらいの人ですから、収入面では問題ありません。
銀行の中には、住宅ローン利用者専用のお得なカードローンを用意しているところもありますので、そちらに乗り換えてもいいでしょう。

住宅ローンと同時に100万円のカードローンを組まされた!問題ないの?

■自動車ローンとカードローンの関係

nissan-gtr-realistic-car-vector_99873

マイホームの次に大きな買い物といえば、憧れのマイカーです。
マイカー購入の際も自動車ローンを利用する方が多いですが、自動車ローンは銀行やディーラー、信販会社などで提供しています。

結論から申し上げますと、カードローンを利用している人が自動車ローンに申し込もうとすると、間違いなくマイナスの影響があります。
住宅ローンの時と同じように、完済していれば影響を少なくすることができますので、焦って自動車ローンに申し込む前に、カードローンを完済してから申し込むと確実です。
自動車ローンでいくら借りるかによって、審査の難易度も違ってきますので、頭金を多く支払えば、その分難易度も下がるかもしれません。

自動車ローンの実際の借入金額は住宅ローンほどではありません。
よって、限度額が多く少額の借入のカードローンでしたら、さほど影響はありません。
限度額が多く設定されていれば、それだけ適用金利も低くなり返済が楽になることが予想されるからです。

■教育ローンとカードローンの関係

negao_kids

銀行などで提供されている教育ローンは、お子さんではなくその親権者が借入をするローンです。
よって、お子さんがカードローンを利用していても影響はなく、親権者が利用しているときに限り影響が出てきます。
住宅ローンなどでもそうですが、親権者とはいえ専業主婦がカードローンを利用していても影響はありません。

奨学金はお子さんが借り入れるローンの一種ですが、カードローンの借入が影響を及ぼすことは少ないです。
ただし、延滞をしていると多少なりとも影響が出てくるでしょう。

■クレジットカードとカードローンの関係

クレジットカードも、広い意味ではローンになります。
カードローンを利用中にクレジットカードに申し込もうとすると、間違いなく影響があります。
特に、消費者金融のカードローンを利用していると、その影響は多大です。

「総量規制」という制度によって、年収の3分の1までしかお金を借りられないのは有名な話です。
総量規制の対象となっているのは、消費者金融、クレジットカードのキャッシングなどです。
消費者金融の限度額とクレジットカードのキャッシング枠の合計が、年収の3分の1以上ですと、カードを発行してもらえません。
どうしても発行したければ、カードローンを解約するか、キャッシング枠を0にしてクレジットカードを申し込むほかありません。

まったく別物!クレジットカードとカードローンの違いは?どっちが得?

■まとめ|カードローンは特に慎重に

以上のように、カードローンを持っていると他のローンに好影響をもたらすことはほとんどありません。
解約をするか減枠をしてから、その他ローンの審査に臨むといいでしょう。
ローンの中でも特にカードローンは様々な審査に影響を与えます。
住宅ローン・自転車ローン・クレジットカードなど、様々なことに影響が出ます。特に住宅ローンは厳しく、カードローンを利用して2回延滞していると組めない業者もあります。
度合いは業者によりますが、それ以上に厳しい場合もあるようです。

カードローンの利用は計画的にするとともに、絶対に延滞はしないように気を付けてください。
返済が遅れると信用情報に記録されてしまう場合があります。それが一回目かもしれませんし、2回目かもしれませんし、公開されていないので余計に不安要素が増えてしまいます。
自分の首を自分で絞めないように気を付けてください。

カードローンは選択肢。お金に困ったときに使える様々な借金の仕方【制度】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする