まったく別物!クレジットカードとカードローンの違いは?どっちが得?

クレジットカードとカードローン、ローンだけど同じカードという単語がついているし・・・どういった違いがあるの?
と疑問に思ってしまう方もいるでしょう。
これらの違いは大きくわけて3つです。
また、どちらを利用した方がお得か、など検証していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

違い①カードを発行している会社が違う

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一つ目は、まず発行しているカード会社が違うことです。
クレジットカードはクレジットカード会社が、
カードローンは消費者金融や銀行が発行しています。
キャッシングやカードローンは「融資」としてお金を貸すことが目的であり、
クレジットカードはお金を立て替えることをメインにしています。

しかし、一つだけ例外があります。
現在1社だけは、クレジットカードとカードローンを同じ会社で二つ扱っており、割と異例です。
その会社とは「アコム」です。
アコムは消費者金融としても、「ACマスターカード」というカードローン会社としてのカードも発行しています。
マスターカードとしての国際ブランドも持っていますし、即日発行が可能なクレジットカードとして非常に人気です。
これが一つ例外なものです。それ以外は別物になります。

違い②お金を貸すか、お金を立て替えるか

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クレジットカードは何か商品を買いたいときに、お金を立て替えておいてくれます。
また、キャッシング枠を設定していればお金を借入もできますが、基本的な機能はそちらではありません。
立て替えてリボ払いなどにすると金利も発生し、そこで手数料を得ることができます。

一方、カードローンのカードでは商品と交換することができません。
カードローンのカードを使って手に入れることができるのはお金だけです。
利用目的としては、クレジットカードは商品と交換、カードローンはお金と交換するものです。

クレジットカードは商品を手に入れるもので、キャッシング枠を設定することもできるので、どっちもという方はこちらでも良いかもしれません。

違い③関係する法律の違い「割賦販売法」と「貸金業法」

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クレジットカードとカードローンの違いの3つ目は、関係する異なる法律です。
2つ目でも説明したように、目的が違ってくるので関係する法律も変わってきます。
関係してくる法律は以下のようになっています。

クレジットカード:割賦販売法
カードローン:貸金業法

共通しているのはお金を貸していることですが、商品に立て替えて払っているのとなんにでも使用できる現金を貸している場合では法律が異なってくるのです。
先ほどのクレジットカードのキャッシングはカードローンと同じ貸金業法に該当します。

それぞれの法律の違いは、「貸金業法」には「総量規制」というものがあるので年収の3分の1以上の貸出ができません。
一方、クレジットカードが対象になっている「割賦販売法」では、「総量規制」は適用されません。
利用金額の上限は制限されませんが、目安として年収の3分の1というものは存在するので、大きな額は設定しない方が良いです。
クレジットカード会社も返済能力のない人に貸さないですよね。
「総量規制」は適用されなくても、目安になっているのは知っておきましょう。

クレジットカードのキャッシング枠は「貸金業法」が適用される

先ほども触れましたが、クレジットカードのキャッシング枠は適用される法律が違います。
キャッシング枠では、「貸金業法」が適用され、消費者金融などと同じです。
ということは、「総量規制」が適用されます。
それによって、年収の3分の1以上は貸出ができないので、「キャッシング枠」も「ショッピング枠」も影響するということですね。

年収が330万円の方の場合、持っているクレジットカードのショッピング枠が110万円以上になるカードは発行できませんし、カードローンなどでキャッシングがあった場合はそれも影響します。

(例)

A社カード:ショッピング枠50万円、キャッシング枠20万円
B社カード:ショッピング枠100万円、キャッシング枠40万円
C社カード:ショッピング枠100万円、キャッシング枠50万円

例えば上記の場合は、3枚のクレジットカードのキャッシング枠の合計は110万円なので、これ以上キャッシング機能がついているクレジットカードを発行することはできません。

カードローンとクレジットカードはどっちが得か?

まず、目的によるのはもちろんのこと、金利やメリット・デメリットもそれぞれあるので、一概には言えません。
自分の目的とメリットなどを照らし合わせて選ぶ必要があります。

≪目的≫

商品・キャッシング枠がほしい⇒クレジットカード
現金がほしい⇒カードローン

≪金利≫

クレジットカードとカードローンはまず金利が違います。
例えば10万円の商品を購入して、10回払いのリボ払いした場合、下記の表のようになります。

カード種別 年利
クレジットカード 14.25%
銀行系カードローン 14%~17.8%
消費者金融系カードローン 18%

≪金利の法定上限≫

10年以上前は「グレーゾーン金利」と呼ばれ、法律にバラつきがあったことで高い金利をとられていましたが(それが過払い金)、いまはキッチリと定められているので、それを超える金利は法律で罰せられます。
下記が上限金利です。借りる額によって変わります。

・10万円未満の金利:年20%
・10万円~100万円未満の金利:年18%
・100万円以上の金利:年15%

≪カードローンのメリット≫

カードローンのメリットはやはり「現金」です。

・借入した現金の利用目的は自由!(事業資金以外)
・銀行カードローンなどは、コンビニATMで手数料が無料で利用出来る場合が多いから嬉しい
・利用限度額内であれば何回でも借入可能!

≪クレジットカードのメリット≫

クレジットカードのメリットはカードローンと比べると多いです。

・海外では身分証明証になる
・海外で現地通貨の調達が出来る
・付帯保険で万一の病気やケガを補償出来る
・購入した商品の破損、盗難を補償出来る
・万一、不正利用されても補償される
・提携ショップで安く商品を購入出来る
・ポイント制度がある

また、クレジットカードは審査が緩く、カードローンの審査は厳しい傾向があります。
その二つで比較すると、クレジットカードは誰でも持てるでしょう。
キャッシング枠をつけるとまた変わってくるので、いらないという場合は審査は通りやすいです。

いかがでしたか?
クレジットカードは魅力がありますが、あくまでも自分の利用目的によって使い分けることをオススメします。
しかし、併用することはあまりお勧めできません。
2重にカードを持つと、多重債務への入口になってしまう可能性があるからです。
業者もみるのは個人の年収と返済能力ですから、自分の返済能力を知って計画的に利用しましょう。

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