銀行カードローンを批判し社会問題にする風潮に疑問を抱かずにはいられない

「カードローン・キャッシング」と聞くとどういったことが浮かぶでしょうか?

借金?生活苦?人に言えない?

今回のテーマは最近話題になっている「銀行カードローンの総量規制」について個人的な意見と、カードローンとはどういったものかの知識などを紹介していきます。これによってカードローンに対する正しい認識を持つきっかけにしていただければ幸いです。また、金融関連では日本全体の問題も浮上してきました。それを含めて「カードローンは悪か、はたまたヒーローか」を考えてみてください。

◆カードローンはどれくらいの人が利用している?

実は、カードローンの利用者は成人の約10人に1人います。例えば1つ40人の部署だとすると、4人はいる計算になります。日本の人口は約1億2500万人なので、その内カードローンに登録している人は約1800万人で人口全体の約14%、1社以上から借入をしている人は約1000万人で、人口全体の8%という結果が出ています。

これはカードローンだけの統計ですが、クレジットカードや住宅ローンなど「ローン全般」を計算すると物凄い割合になるでしょう。おそらく、多くの人がお金を借りているのです。一言でいえば住宅ローンもクレジットカードも自動車ローンも携帯電話の割賦料金も、お金を借りていて借金をしているという意味ではすべて当てはまります。

では、なぜカードローンは「借金している」というイメージとなり、クレジットカードなどはそういった意識が薄いのでしょうか?それはイメージの問題だと思うのです。もちろん、借金をしないことに越したことはありませんし、借金を勧めているわけではありません。

私が最も強調して伝えたいことは、「借金をするということは悪ではなく、強い味方である」ということです。そのために、計画的に利用する必要がありますし、基本的な知識も必要になります。(金利とか危険性とかも含めて‥)要は、考え方や使い方によって正義の味方になる「ローン」という存在を、イメージで決めつけずに共存し味方にしてほしいのです。

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◆ローンは計画的に!

カードローンに限らず、ローン関連は計画的に利用しましょう。住宅ローンの返済は計画的に行うことが多いにも関わらず、カードローンは計画的に返済が出来ず、結果として自己破産の申請数が13年ぶりに増加してしまうといった事態に発展しました。

カードローンは当然お金を借りることなので、安易に借りていて返済しなければ、金額は膨らむ一方です。しかしこれは利用者の意識の低さから起きてしまうことですので、一人ひとりが意識的に利用する他ないでしょう。

返済計画を立て、しっかりと管理していく。そして、必要のないときは借りない

これを徹底していかなくてはなりません。
一般的には、借入をしながら無理なく返済していける目安は「年収の10分の1」だといわれています。少しキツイと感じるのは「年収の5分の1」でしょう。年収500万円の場合は年100万円、月だと8万円とちょっとです。月8万円がカードローン返済にあてなければならないとすると、頻繁に贅沢は出来ないでしょう。このように、カードローンを利用するにあたって返済計画が大事になります。現状で借金があるのであれば完済時期を決め逆算していったり、これから借りるのであれば「毎月○万円以内にする」といった決まりを作ると良いでしょう。

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◆銀行カードローンのニュース概要

では、ここでニュースで話題になった「銀行カードローンの総量規制問題」について大まかな概要を見ていくことにしましょう。

総量規制とは簡単にいうと「年収の3分の1以上の借入が出来ない」という貸金業法です。これは貸金業者であれば対象となるため、消費者金融は利用者一人に対して各社合算で年収の3分の1以上の貸付は行えません。一方、銀行カードローンは貸金業者ではなく銀行法によって定められているため、年収に関係なく貸付を行えるというものなのです。銀行カードローンは総量規制の対象とはならないため、融資額は年々上がっていき10年前と比較して約6割も増加したということがわかりました。

また、それと関連しているのかいないのか、2016年の自己破産申請数が13年ぶりに増加したとのことが発表されました。これを受けて銀行カードローンの安易な貸付行為が問題視されたという流れです。貸付以外にも、「広告が多い」や「イメージ戦略によってお金を借りることへの抵抗が薄れている」など批判が殺到しました。

銀行カードローンはどれくらいの人が利用している?目的の多くの理由は・・・

◆カードローンの基礎を知ろう

では改めて、「カードローンの基礎知識」をおさらいしましょう。
銀行カードローンが問題視されるほど、利用者は無知のようですので…

・金利

お金を借りるためには「利子」がかかりますね。金利は業者によってバラバラで、上限金利で比較すると銀行カードローンが15%前後、消費者金融が18%というところが多いです。
適用される金利は、利用者の限度額によって割り当てられます。

『金利』に関するだいじなこと

・限度額

その人が利用できる最大額です。業者ごとの最高限度額でみると、800万円、1000万円、多いところでは1,200万円のところもあります。しかし、利用者によって限度額は異なります。例えば無職の人が1,000万円の限度額がほしいといっても審査には通りませんよね。つまり、限度額はその人に合わせた設定がされるのです。合否も金利も限度額も、すべて審査によって決まります。

金利・限度額ってどう決まるの?

・信用情報機関(通称:ブラックリスト)

その審査に大きな影響を与えるのが「信用情報」です。多くの人はブラックリストと呼んでいますが、ブラックリストというのは実在しないもので、この信用情報を指しています。信用情報にはその人の個人情報が記載されていて、住宅ローン・クレジットカードの利用などの個人の金融状況が載っています。ここに悪い情報(延滞・債務整理など)が記載されると、審査が厳しいローンには通りにくくなります。

カードローンの審査を左右する『信用情報』の影響力とは

・主なリスク(と思われるもの)

周囲の目」…借金をしているというイメージがあり、周囲の目が気になってしまうケースです。カードローンを申し込むことを相談しにくいのもそのせいでしょう。

信用情報機関に登録されること」…カードローンのみならず、クレジットカードも登録されますが、カードローンは特別良くないと考えている人が多いと思われます。

金利が払えなくなる」…お金を借りる以上金利はかかります。借入金額が上がると金利も高くなっていくので、自転車操業になってしまい最終的になす術がなくなってしまうケースです。

お金が簡単に手に入ることで、財布の紐が緩んでしまう」…借入をしている人の多くが口を揃えて言う言葉、「限度額が貯金額のように感じていた」です。お金を借りることが簡単になってしまい、また現金が手に入ることでお金が無限にあるように錯覚してしまったという方は少なからずいらっしゃいます。

◆銀行カードローンが問題になっていることへの疑問【個人論

では、最後に個人的見解を述べたいと思います。「銀行カードローンを規制しない法律が悪い」や「銀行が卑劣な手で多重債務者を苦しめている」といった声が多く、ほとんどの人は銀行や国の制度に対する不満を口にしますが、こう断言したいです。

すべて自己責任です

国の制度や法律なんて、所詮人が作ったものです。不完全で当たり前。それを踏まえた上で、正しい知識と責任で利用していかなくてはならないと思うのです。それを国や銀行のせいだと問題視するよりも、無知な人が多いことの方が問題ではないでしょうか。

無担保ローンは金融商品ですから、それなりのリスクもあります。金利もかかりますし、借りたものは返済しなければなりません。自己破産した人の数は、自分の非を棚に上げて、そう調べもせず簡単に利用する向こう見ずな考えの人の数です。銀行カードローン側だけではなく、利用者も無責任さと教養のなさを反省したほうが良いと思います。

◇預金残高が過去最高を記録

また、最近ではこういったニュースがありました。それは「金融機関に預けられている預金残高が過去最高の1053兆円を記録した」というものです。日銀のマイナス金利政策によって金利はほぼゼロですが、それを持ってしても経済が回っていない現状が伺えます。中高年がお金を使わないことや年金受給年齢が上がったことなど様々なことが関係していると思われますが、活用されない「死に金」が増えるだけの日本経済はいかがなものかというのが率直な感想です。

銀行カードローンが大きな問題として取り上げられ、「規制をかけるべき」「返せない人にまで貸して終わっている」と言われる事態がもはや異例だと思います。こういった経済問題が大きく取り上げられず、問題が山積みになっている日本はどこに向かっているのか心配になってしまいました。

◆まとめ|法律や規制に期待するのではなく、自己責任で

いかがでしたか?

銀行カードローンの貸しすぎが問題視されていますが、「法律や制度を批判する前に、利用者としての自覚を持ってほしい」と感じている筆者の個人的な意見でした。

・カードローンを利用するときは金利や返済計画も立てた上で行う
・自分が借りすぎたのを制度のせいにしない

ということも頭に入れておいてほしいと思います。

完全な無計画では、住宅ローンもクレジットカードのリボ払いあらゆるローンが危険です。
返済が滞ったときのリスクやシステムなどはよく理解しておきましょう。また、金利でどれくらいかかっているかも考えるとさらに良いと思います。

ローンというからには、未来の自分がしっかり返していくことを念頭に置いて計画していくことが必要です。それが出来ずに制度自体を責めるのはお門違いだと感じました。しかし、無計画にローンを組んで自分を苦しめるのはやめてください。計画的に利用できる人にはヒーローにもなり得ますが、無計画な人にとってローンは悪魔でしかありません。

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低金利・高限度額No.1◆みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン概要
金利 限度額 返済日
年2.0~14.0% 10~800万円 毎月10日
申込方法 遅延損害金 総量規制
インターネット・電話・郵送・銀行窓口 19.9%
利用条件

ムリなくご返済いただける範囲で、計画的にご利用ください

・満20歳以上満66歳未満の方
・安定かつ継続した収入の見込める方
・保証会社の保証を受けられる方

※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。

※ムリなくご返済いただける範囲で、計画的にご利用ください※

イチ押しの「みずほ銀行カードローン」は他の業者と比較すると、金利の低さ・限度額の高さが際立っていますね。
金利の中でも最も注目すべきなのは、上限金利です。みずほ銀行カードローンの上限金利は14.0%なので、他の業者のどこよりも低いことがわかります。
大手三行でここまでの低金利はどこまでも使いやすいこと間違いなしでしょう。

業者名 金利 限度額
銀行カードローン オリックス銀行カードローン 1.7~17.8% 最高800万円
じぶん銀行じぶんローン 2.2~17.5% 10~800万円
横浜銀行カードローン 1.9~14.6% 10~1,000万円
三菱UFJ銀行カードローン 4.6~14.6% 最高500万円
スルガ銀行カードローン 3.9~14.9% 10~800万円
消費者金融 アイフル 4.5~18.0% 最大500万円
SMBCモビット 3.0~18.0% 1~800万円
プロミス 4.5~17.8% 1~500万円
アコム 3.0~18.0% 1~800万円

カードローンの審査は結果が出るまで不安かもしれませんが、それはどこも同じ。

低金利・高限度額も嬉しいですが、さらにみずほ銀行カードローンはサービス内容も充実しているので一番オススメです。

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使いやすさNo.1◆楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン概要
金利 限度額 審査時間(最短)
年1.9~14.5% 10~800万円 当日~2営業日
融資までの時間(最短) 返済日 総量規制
2営業日 1日
12日
20日
27日(※)
対象外
利用条件 ・満20歳以上満62歳未満の方
・安定かつ継続した収入の見込める方※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。

※ 毎月の返済(約定返済)は「口座引落」で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なる

楽天銀行スーパーローンの主な特徴としては、

・低金利である
・24時間365日すぐに借り入れ可能
・楽天銀行の口座を同時開設で30日間無利息

などがあります。

楽天銀行はネット銀行なので、非常に低金利で、メンテナンス時以外の24時間365日いつでも利用可能でとても便利です。また、通常のカードローンはATMの手数料等で一回108~216円ほどかかってしまうことが多いのですが、楽天銀行は手数料無料で借入・返済が可能です。

また、ネットショッピングでよく楽天を利用される方は「楽天銀行スーパーローン」一択だと思いますよ!

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