『金利』に関するだいじなこと

カードローンを利用するときに気になるのが金利ですよね。

金利が高いか低いかによって、合計返済額が変わってきますので、
誰もがなるべく金利の低い業者を選びたいでしょう。

今回はそんなカードローンの金利について解説していきます。

■利息と利子の違い

金利と聞くと「利息」と「利子」を思い浮かべるかと思います。

この2つの違いはなんでしょうか?

実はこの2つには明確な違いは存在しません。

どちらも金利を意味しています。

ただ、お金を借りる側と貸す側によって使い分けられているようです。

お金を借りる側は利息、貸す側が利子となっているんですね。

ですので、どちらも金利を意味しますが、
立場によって呼び方が変わるだけという認識でOKでしょう。

■金利はどのように決まるのか?

金利は借入限度額によって決まってきます。

借入れ限度額が大きいほど、金利も小さくなってくる、
つまり金利は限度額に反比例するんですね。

多くのカードローンでは、4.5~18.0%など幅広く金利を設定していますので、
より低い金利で借りるには限度額を大きくしなくてはいけないということです。

ただし、1~100万円までは利息制限法の上限金利いっぱいになる傾向があります。

利息制限法とは借入額ごとの上限金利を定めた法律で、上限金利は以下のとおりです。

借入金 年利上限
10万円未満 年 20 %
100万円未満 年 18 %
100万円以上 年 15 %

上記の金利までなら法律でOKとなっていますので、
ローン会社は上限いっぱいに設定する傾向があります。

とくに消費者金融系はその傾向が強いです。

最大金利が18%なら18%、17.5%なら17.5%と、
100万円未満の上限金利18%付近に設定することが多いんですね。

なお、銀行系カードローンの場合、借入額が少ないと、
最大金利付近になるのは変わりありませんが、金利が低いというメリットがあります。

そのため、100万円以内の借入れでも最大金利が15%なら15%、
14%なら14%と、消費者金融系よりも金利が低くなります。

■利息の計算方法

カードローンの利息は「日割り計算」になります。

日割り計算とはその名のとおり、毎日利息がつく計算方法です。

計算方法は以下のとおり。

利息=借入金×年利÷365日×借入日数

例えば、30万円を年利18%で1年借入れすると、

30万円×18%÷365×365=54.000円

1日の利息は約147円になります。

もし返済期間を3年にするなら、

30万円×18%÷365×1095=162.000円

1日の利息は約147円と変わりありませんが、
利息額の差は108.000円にもなってしまいます。

このことから分かるのは返済期間が長くなるほど、
利息を支払う回数が増えるので、返済合計も大きくなるということです。

返済期間を長くすれば月々の返済は楽になりますが、
返済合計は大きくなるため、注意しておく必要があります。

■金利によってこんなに利息が違う!

次は金利によって、利息がどう変わるのかシュミレーションしてみましょう。

借入れ額を50万円で返済期間は3年、
金利18%・15%・10%でシュミレーションしています。

・金利18%の場合
50万円×18%÷365×1095=150,721円

・金利15%の場合
50万円×15%÷365×1095=123,963円

・金利10%の場合
50万円×10%÷365×1095=80,789円

ご覧のように金利が低くなるほど、利息額も小さくなることが分かりますね。

利息18%と15%はおおよそ銀行カードローンと消費者金融との差です。
50万円の借入金だけをみても、1年で3万円の差が出来ています。
これは想像以上に大きな額なのではないでしょうか。

このため、カードローンを利用する場合は、
なるべく金利の低い業者を選ぶことが大切になります。
わかりやすい例ですと銀行カードローンと消費者金融になるので、
始めの段階で金利に差が出てしまうことは覚悟が必要です。

■まとめ|金利は大事

いかがでしたか?

・金利といっても、「利息」と「利子」がありましたね。
この利息と利子の違いに明確な違いはありません。
どちらも金利を意味するが、借り手と貸し手の立場によって呼び分けているです。

・金利は借入限度額によって決まる。
限度額が大きいほど金利は小さくなっていく。
金利を決める上で大事なのが限度額です。限度額が高い人は低金利で利用することができます。
あまりスペックが良くないと思っている方は、理想を下げておきましょう。
初めての方は大体上限金利が適用される場合が多いです。

・利息の計算方法は「借入金×年利÷365日×借入日数
利息は日割りである。

・金利が低いほど合計利息額が小さくなる。
これは当たり前ですが、低金利な業者を選ぶようにしましょう。

・銀行カードローン(だいたい15%前後)と消費者金融(ほとんどが18%)で
50万円を借り入れ1年間で返済したとすると、約3万円の差ができる。

金利は想像以上に総額の差を生み出します。
18%と15%のたった3%の差だと思っても、長い目でみると余計な金利が発生してしまっている恐れがあります。
カードローンは絶対金利が低いところを選びましょうね。

カードローンの金利交渉はできるのか?実際にやってみたら驚きの結果に!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする