実はある一定の年収の人がお金を借りがち!年収別に融資状況をみてみた

消費者金融業者を利用している人は全国に1,000万人以上も存在します。(NTTデータ研究所より)
会社で周りを見渡せば、1人や2人いても何ら不思議ではないというぐらいの数字です。
では、具体的に、一体、どのような人たちが利用しているのか?と気になりますよね。
ということで、ここでは「年収別」に見ていきたいと思います。
詳しく見ていくと、意外な結果が分かりました。

■一番、多い層は「301万円~500万円」の一般的な年収

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全体の約3割を占めるのが、この301万円~500万円の層となります。
言い方が乱暴かもしれませんが、裕福でもなく、逆に貧困でもない、ごくごく普通の年収で「お金がない」と実感してしまう層です。
つまり、なまじお金があるため、欲が出てしまい、常々「もう少しお金があれば」と感じてしまうわけですね。
このような意識が強い人たちが多いため、少し贅沢をしてしまったとき、生活費が足りなくなってしまい、消費者金融業者を頼るというパターンが多いようです。
また、多趣味の人にとっては、どうしても「足りない」となってしまう年収でもあります。
特に家庭持ちの世帯になってくると、完全に足りない状況となってしまい、逆に好きな趣味ができないことに。
結果、どうしても我慢ができなくなってしまい、消費者金融業者を頼り、お金を借りてしまうわけですね。
よく耳にする我慢ができない趣味は、やはりギャンブルでしょうか。
妻に隠れてギャンブルをして負けてしまい、お小遣いを借りることができず…また消費者金融業者を頼るという人は少なくありません。
さらに、ちょっとした出費が重なってしまうと、あっという間にお金が足りなくなってしまうことも。
例えば、予期せず車の修理費が嵩んでしまったり、急な冠婚葬祭なども大きな影響を与えてきます。
どうしても足りない場合は、消費者金融で融資を受けるわけですね。
このように、何かとお金が必要な年収層といえるため、比率が多くなるのも頷けます。

■意外と多い「501万円~700万円」の層

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次に多いのが、501万円~700万円の層で、全体の15%になります。
実は、この層は、301万円~500万円の層よりも「お金がない」という意識が強いと言われています。
501万円以下の年収の人からみたら「何を贅沢な!全然お金があるじゃないか!」と怒ってしまうかもしれません。
が、そこに隠れたキーワードがあるのです。
それが「贅沢」ですね。
特に600万円を超えた辺りから、ちょっとした贅沢ができるようになると言われています。
しかし、ちょっとした贅沢をしてしまうと、直ぐに一般的な年収の暮らしが待っており、税金の関係などで、この下げ幅が凄く大きくなるため、貧乏と感じてしまうわけですね。
結果、お金が無いのに、どうしても贅沢がしたいため、無理をしてお金がなくなってしまうことに。
そして、言うまでもなく、頼るのは、ここのテーマとなっている消費者金融業者というわけですね。
特に、家庭持ちの男性ですね。
周りの人も「年収が一般よりも高い」という目で見てくるため、色々なところで「多めに出さないといけなくなります」。
もちろん出さなくても良いのですが、見栄というか、空気感というか、出さざるを得ないっていう状況が必ずあるのです。
これを繰り返せば、あっという間にお金がなくなり、断ることもできず、交際費として借りてしまうことに。
301万円~500万円の層も辛いところがありますが、実は、この501万円~700万円のプチ裕福層も辛い思いをしているのです。

■一般的に裕福層にジャンルされる「701万円~」も利用している

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では、プチ裕福層ではなく、完全な裕福層と言われる「701万円~」は、どれくらいのパーセンテージなのか?
ずばり、10%程度です。
これも意外と多いという数字といえるかもしれません。
日本には年収700万円以上もらっている層は、そこまで多くないため、そのうちの10%が消費者金融業者を利用しているというデータなので…。
驚きですよね。
これも、先ほど説明した、年収が501万円~700万円の層と、借りてしまう理由は似ているかもしれませんね。
特に、701万円以上になってくると、やはり遊び方もどうしても派手になってきてしまいます。
となると…ちょっとした遊びでお金が足りない!となった場合、一度に借りるお金が大きいということもあります。
ともあれ、このように年収は関係なく、色々な人がお金を借りているということが分かりますね。

■200万円以下になってくると逆に少なくなる傾向に

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最後は、200万円以下の層ですが、全体の約25%となります。
これも多いと言えば、多い割合ですね。
やはり年収200万円以下というのは、決して裕福ではありません。
贅沢は全く出来ずに、毎日を何とか過ごしている層になります。
となると、お金を借りてしまうと、さらに生活が困難になることは間違いないため「借りない」という選択をする人も多いわけです。
なので、他の年収層と比較をしても少ないわけですね。

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