カードローン返済遅れは百害あって一利なし!催促5段階&悪影響3選

カードローンの返済、口座から自動引き落としにしていたりその都度振り込みにしている人などが多いかと思います。特にその都度振り込み返済をしている人は、うっかり振り込むのを忘れていたなんて経験あるのではないでしょうか?
カードローンの返済記録は信用情報機関に登録され、ローンなどの審査の際に見られます。返済が数回遅れたら絶対に通らない審査もあります。
それくらい、カードローンの審査は大切なのです。今回は、返済の遅延について紹介していきます。タイトルにある通り、カードローン返済の延滞は「百害あって一利なし」なので、絶対にしないように決意したところで、読み進めていってくださいね。
それでは行ってみましょう!

返済が遅れるとわかった時点で担当者に連絡

まず、返済が遅れそうだと思ったり返済が厳しいとわかった時点で担当者にその旨を伝えましょう。消費者金融などは新しい返済日を設けてくれる場合が多いです。事前に連絡することで印象を大幅に下げることを防げ、信用を極端に下げない予防になります。
うっかりミスで遅れてしまう場合も連絡しておきましょう。信用情報に記録されてしまうことは防げないかもしれませんが、最悪の状況を防ぐことは出来るはずです。

あらかじめ、返済日は予定表に書き込んでおくか、携帯に表示されるように設定しておくのもありです。もしくは口座引き落としにし、小まめに残高を確認するようにしましょう。口座が複数ある場合はまとめおいて、残高が足りなくなってしまうことを防ぎましょう。

返済が遅れたときの金融機関の対応5段階

返済が滞っていることが分かった時点で、金融機関は次のような対応になります。
もちろん、連絡を無視したり一向に返済がされない場合などは徐々に対応が深刻になっていきますので、順を追って紹介していきます。

① 郵便や電話などによる催促

まずハガキなどの郵便物もしくは電話などで返信が遅れている旨を伝えられます。この時にしっかり対応し、担当の方と話し合うことができれば、それ以上の対応に出ることはありません。
しかし、無視したり約束を守らないと次の行動に出ます。

② 督促状による催促

ハガキや電話をしても返済がされていない場合、自宅に督促状が届きます。
これが届くことによって意味することは、催促の加速です。次のステップに進んだことを意味しています。

③ 取り立て

これでもなお返済が確認されない場合は、取り立てを行います。取り立てといっても、ひと昔前のテレビドラマのような怖いものではなく、正式な方法での対処です。本人と連絡が取れない場合などに、このときようやく勤務先に連絡がいくようになります。最近は取り立てなども規制が多く、手荒なことは出来ないので、なんとかして本人と話そうとするのです。そして、勤務先に連絡が入ることは一般的に避けたい場面だからです。

④ 全額一括返済を要求される

ここまで無視していたり、対処していなければ、金融機関から見捨てられます。
全額を払えと言ってくるのです。そしておそらく強制解約が待っているでしょう。そもそも返済できるお金があればしていることが多いでしょうから、この時点で全額一括で返済するのは厳しいと思われますよね。ではなぜ全額返済を要求するのかというと、差し押さえを行うためなのです。よく見るとわかりますが、契約書には「支払いが1回でも遅れたときには期限の利益を損失して即時一括返済しなくてはならない」と記載があります。一回の返済遅延ではそのようなことはしませんが、ここまで返済がされない場合は強制的に法的手段を取るぞということを意味しています。

⑤ 最終的に差し押さえ

最後にされるのが差し押さえです。給料などを差し押さえて、強制的に返済させる方法です。法的対処法なので避けることは出来ません。また、給料の差し押さえなどは会社にいくため、この時点で会社にも借金をしていることは知られてしまいます。ただし、給料の全額が取り上げられるわけではなく、割合が決まっています。税金などを控除した後の給与の額、つまり手取り額44万円以下の場合は4分の1、44万円を超える場合は33万円を超えた金額を差し押さえられることになります。
ここまで来てしまったら逃げられないので、最悪な結末だけは避けたいものですね。

返済遅延が巻き起こす悪影響3選

金融機関による催促だけではなく、その他にも悪い影響を与えます。
大きくわけて3つ、紹介します。

① 信用情報機関に登録される

これが俗にいう「ブラックリスト入り」です。返済遅延もブラック情報として登録されます。ブラック扱いは債務整理などだけではないのです。
信用情報機関に登録されると、新規のローンに通らなかったり、保証会社が保証してくれなかったり、今後の人生に大きな影響を与えます。
信用情報はいわばその人の「社会的信用」を表しています。
一度返済遅延があると完済もしくは解約時から5年間はその情報が残っているので、厳しい審査(例えば住宅ローンなど)は審査に通らない場合が多いです。大体のところは2ヵ月返済が遅れた記録があるだけで落とされるようです。(⇒カードローンの審査を左右する『信用情報』の影響力とは
その瞬間はうっかりミスであったとしても、その先のことを考えると大きなマイナスポイントですよね。そんなリスクは冒さないように気をつけたいものです。

② 遅延損害金がかかる

大体の場合は20%ほどの遅延損害金がかかります。
これは銀行カードローンも消費者金融も大体同じで、高い利率の遅延損害金がかかる仕組みになっています。
払うときは「一定の返済額+遅延損害金=振り込み金額」を返済しなければなりません。

③ カードの利用を強制的に止められる

返済がみられないとカードを止められる可能性が高いです。また、あまりにも長期間返済が止まっていると強制的に解約させられ、全額強制返済を強いられる可能性もありますので、気をつけてください。
借入が出来ない上に返済はしなくてはいけないので、相当苦しい思いをすることになることが予測されます。

最後に

いかがだったでしょうか?
返済の延滞は百害あって一利なしなことが分かっていただけたでしょうか。
今後の人生にまで影響が出てくるのはイヤですよね。

カードローンは困ったときに味方になってくれる便利なものなので、賢く使いたいものですね。返済は遅れずにしましょう。

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