今月給料日まで厳しい、冠婚葬祭が重なって決まった日時までに急にお金が必要になった時などに来店不要で担保も保証人も不要で利用できる消費者金融カードローンや銀行系のカードローンは大変便利なものとなりますが、同じ金融機関でもそれぞれに違いがありメリット、デメリットもあります。
そういったものを含めた注意点もありますのでぜひ参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
■銀行カードローンと消費者金融の違いとは?
違いその①総量規制の有無
まず銀行カードローンと消費者金融カードローンの大きな違いは総量規制の有無にあります。
総量規制とは債権者が多重債務に陥るのを防ぐために2010年6月から施行された規制で借入合計が年収の3分の1を越えないように規制した貸金業法改正法となります。
一般的な消費者金融カードローンではこの貸金業法で改正された総量規制の範囲内となっているのに対し、銀行カードローンは銀行法が適用されているため総量規制の対象外となっておりパートやアルバイトの主婦でも融資を受けられるメリットがあるのです。
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、オリックス銀行をはじめ、ネット専業銀行の住信SBIネット銀行やじぶん銀行、また、地方銀行のトップ横浜銀行、北海道で絶大な支持のある北洋銀行などの銀行カードローンがあります。
それらにはそれぞれの商品に特徴があり、アコム、アイフル、プロミス、モビットなどの消費者金融カードローンに比べ低金利で借り入れができ借入限度額が高いというメリットがあります。
また、銀行カードローンのの中でもひと際低金利なのが住信SBIネット銀行のMr.カードローンの「プレミアムコース」という商品で、実質年率2.49%〜7.99%という低い金利が特徴で借入限度額も1000万円と高くなっていますので、乗り換えや一本化を計りたい方にお勧めの商品となっています。
違いその②スピード
次に審査結果が回答されるまでの時間や融資を受けられるスピードですが、どこの商品を選ぶかにもよりますが一般的には消費者金融カードローンの方が銀行カードローンよりも速く平日14時までの申し込みであれば当日最時刻までの振込みが可能で融通を利かしてくれる商品が多くあります。
決まった日時までにいくらお金がどうして必要な切羽詰まったケースでは銀行カードローンよりも消費者金融カードローンの商品がきっと手助けしてくれる結果となるでしょう。
違いその③無利息期間サービス
それ以外の違いを見てみますと消費者金融カードローンでは新規契約に限り30日間無利息サービスがある商品がありますが、銀行系カードローンには無い事、在籍確認に関しても電話での確認が一般的な消費者金融カードローンに対し銀行カードローンは社員証明書や健康保険証などの書類にて在籍確認を求めてくる商品もありますので注意が必要となります。
無利息期間に関する詳細はこちら⇒無利息期間がある業者の違いはあるのか検証!
違いその④審査基準??
審査基準も銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも厳しいという見方がされていますが、個人の借り入れ状況が最大のポイントとなる事はどこの商品でも同じですので、毎月安定した収入があり他社からの借り入れの有無、個人情報登録時の信用性の3つの柱を軸にアルバイトよりも正社員、勤続年数5年よりも10年といった基本的な審査基準を重要視して商品を選ぶ事が大事なのです。
また2010年6月から施行された総量規制や貸金業法改正によりグレーゾーン金利が撤廃された事による過払い金請求などで消費者金融カードローンの中には経営難に陥ったり破産手続きや民事再生、会社更生に追い込まれましたが、経営再建を計るため銀行の傘下に入りプロミスはSMFGの傘下に入った事でSMBCコンシューマーファイナンスという社名に変更されたのです。
逆に共通点は?
共通点としては、消費者金融は銀行カードローンの保証会社になっている場合が多く、どちらも持ちつ持たれつといった関係であることが挙げられます。
ですので、審査基準の決定的な違いはそれほどないかもしれません。
これはここ最近になって変わってきたことなので、消費者金融の方が審査が緩い!といったことは実はないかもしれないのです。
ここは少し曖昧になっているので、一応参考までにお考えください。
■まとめ|銀行カードローンは種類が豊富
いかがでしたか?
銀行カードローンと消費者金融の大きな違いはいくつかありますが、銀行カードローンの方が種類は圧倒的に多いでしょう。
まとめますと銀行カードローンと消費者金融カードローンのどちらでも融資を受ける事はできますが、
・総量規制
・無利息期間の有無
・上限年金利
・借入限度額
などにおいて違いがあります。
個人の借入状況や融資目的を参考にしたりお住まいの地域によって地元ならではの優遇が受けられる地方銀行カードローン(北洋銀行や横浜銀行など)や、指定されたユーザーは優遇があるカードローン(じぶん銀行や住信SBIネット銀行など)自分に最適な商品を選んで利用する事が重要なのです。
銀行カードローンはサービスも内容もあまりにも種類が多いので、簡単にわかる一覧などで何となく自分に合っているものを見つけると良いと思いますよ。