ビジネスローンの審査ポイントは?徹底解説

ビジネスローンの融資を受ける場合、殆どの場合スコア化され、その獲得点数によって融資の不可が確定をします。一番重要と言われている点は決算書と言われており、個人がカードローンを申し込む時に重要視される信用情報は2番目に重要視されます。

最近では個人ローンの場合、インターネットで簡単に申し込みをする事が出来ますがビジネスローンの場合は面談をしてから融資金額が確定をするという事も少なくありません。

ここでは、ビジネスローンを申し込む時の審査についてを解説します。

■審査のあれこれ

・決算書
ビジネスローンの申し込みの際には必ず必要になります。決算書は毎年の収支を知る事が出来るので、数年分を要求される事も多いです。その理由として、1年分だけでは会社の状況を把握する事が出来ない為です。
この決算書で赤字になっている場合、全く取引の無い銀行から融資を受けるのは難しい為、取引をしている銀行に相談をするようにしましょう。

・信用情報機関への照会
個人がローンの審査を受ける時に必ず調査をされる信用情報も重要視されます。今現在、他社にどのくらいの借り入れがあるのかや、返済状況、過去に不祥事を起こしていないかと言った事を調査されます。
ぎりぎりの金額まで借入を起こしている場合は取引の無い銀行から融資を受ける事は難しでしょう。

・民間調査会社の照会
法人の信用情報を調査→販売をしている帝国データーバンク等へ問い合わせをする場合もあります。会社の状況や、取引先の状況、今までの業績の詳細等を調べ、審査を行いますので調査の依頼が来た場合はしっかりと受け答えをしておくと良いでしょう。

・納税のチェック
税金の滞納があるかどうかを調べます。銀行が融資をするのは会社に利益を出して欲しいからですが、税金の滞納がある場合その支払いに利用される可能性がある為、審査が厳しくなる事があります。もし、会社の税金が滞納している場合は支払いを済ませてから融資の依頼をするようにしましょう。

・返済実績と創業からの期間
会社経営では事業拡大の為に何度も融資をし続け、返済を続けている場合も多いですがこの返済実績はとても重要なポイントになります。今まで一度も融資を受けた事が無い会社よりも、しっかりと毎月返済をしている会社の方がポイントが高いと言われています。その理由は、きちんと毎月返済をしているという信用がある為です。さらに、創業してから何年経過をしているかという点も重要視されます。長きにわたり、経営を続けてると言う点も信用を得る事が出来ます。

・知的財産や特許等があるか
ビジネスローンの審査の全ては返済能力があるかを調べる為に行っています。その為、会社に特許や独占的なノウハウがある場合、審査のポイントになる事も多いです。どういった能力があるかもアピールしましょう。

・経営者の人柄
経営者の人柄で融資を受ける事が無くなるという事はありませんが、融資不可の人が面談をした事により、多少の融資を受ける事が出来たという事例はあります。ですので、金融機関との面談の際にはきちんとした服装をするようにしましょう。

このように、ビジネスローンの審査は色々な基準があります。
今後融資を受ける可能性がある場合の会社が殆どですので、こういったチェックされる項目がどのようになっているかをチェックするようにしましょう。
また、最近では非常に低金利で融資をすると広告をしている悪徳業者も存在しています。こういった業者は一度借入を起こすと、永遠にお金を支払い続けなくてはいけないというケースも増えていますので、注意をするようにしてくだい。聞いた事が無い会社や、HPが無い会社は悪徳な場合が殆どだと言っても良いでしょう。

【資金繰りに困っている人へ】法人向けカードローンのすべて

■通常不利になってしまうが、ビジネスローンは安心

通常、カードローンなどの申込で自営業の方は不利になってしまう傾向があります。
自営業は業績が安定せず、崩れてしまうかもしれないというリスクとの戦いだからです。であるが故に、公務員や正社員などの安定がある人は有利と言われています。

そんな自営業だからこそ、それを活かしたローンを組むようにすると良いでしょう。
ビジネスローンであれば自営業の方も安心して申し込むことができます。ビジネスローンの場合、融資額が高額になってしまうことが予想されるため、決算書は必須です。
決算書が黒字であればさらに審査に通りやすくなるでしょう。
また、融資してくれる銀行との付き合い方などもあるので、カードローンとは少し勝手が違ってくることが多いです。

自営業であればそれを活かしたローンの組み方をされることをオススメします。

■銀行は、雨の日に傘を奪い晴れの日に傘をくれる

これは某人気ドラマで取り上げられ有名になった名台詞です。
企業と銀行の関係を天気にたとえ、的を得ているように感じる名言ですね。
もちろん銀行も商売なので今にも倒産しそうな会社には融資してくれません。しかし、銀行も伸びる会社に投資したいという気持ちはあるのです。
これは最も理解しておいてほしい点です。ビジネスローンも同じで、お金があれば伸びる実力を持っている会社にはたくさん融資したいと考えています。
ですので、その上で決算書などの提出は必須になってくるのです。

上記の点を注意しながら、ビジネスローンは慎重に選びましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする