一人前の社会人ならば一枚は持っておきたいゴールドカード。そのステータス性はもちろん、財布の中で金色に輝くカードは毎日のモチベーション向上にもつながるものになるでしょう。
ゴールドカードを持ちたいと考えている方の中には、審査基準が厳しいというイメージからなかなか申し込みに踏み出せない方も多いのではないでしょうか。今回はゴールドカードの審査基準について知り、審査通過のための条件について解説します。
■ゴールドカードにはどんなものがあるの?
審査基準の前に、世間に流通するゴールドカードの種類について、主要なものを確認してみましょう。世間で使われているゴールドカードのうち、比較的有名かつ使っている方も多いものは以下のようになります。
カード名 | 年会費 | ポイント還元率 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 初年度:無料
2年目以降:31,320円 |
0.333%~0.400% |
JCBゴールド | 初年度:無料
2年目以降:10,800円 |
0.500%~2.500% |
三井住友VISAゴールドカード | 初年度:10,800円
2年目以降:10,800円 |
0.500%~1.000% |
MUFGカード ゴールド | 初年度:無料
2年目以降:2,057円 |
0.500% |
楽天プレミアムカード | 初年度:10,800円
2年目以降:10,800円 |
1.000%~5.000% |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | 初年度:1,950円
2年目以降:1,950円 |
1.000%~2.500% |
ダイナースクラブカード | 初年度:23,760円
2年目以降:23,760円 |
0.400%~0.416% |
イオンゴールドカード | 初年度:無料
2年目以降:無料 |
0.400%~0.500% |
※年会費はすべて税込
これらのカードの審査基準は一律ではなく、カード会社ごとに異なった基準が設けられています。当然、審査に比較的通りやすいカードもあれば、通りにくいカードもあるのです。
なお、今回紹介したカードのうち、唯一年会費永年無料となっている「イオンゴールドカード」ですが、こちらは「イオンカード」の優良利用者向けにインビテーション(招待状)が送られて来なければ作ることができないため、自発的に申し込むことはできません。
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■ゴールドカードの審査基準とは?
ゴールドカードの審査は、通常の年会費無料のカードに比べれば厳しいものとなります。しかし、カード会社各社がゴールドカードよりグレードの高いプラチナカードやブラックカードなどを用意したことで、ゴールドカードの審査基準は相対的に低くなりました。
各社が審査基準を公開していないために目安にはなってしまいますが、現在ではゴールドカードはおおむね以下のような条件を満たせば問題なく作成できるものとなっています。
・安定した収入(おおむね400万円程度)
・正社員、公務員、会社経営者などの身分
・金融事故などのない信用情報
現在では、ゴールドカードは高収入で経営者などの特殊な身分にある人しか作れないものではなく、普通のサラリーマンであっても問題なく所持できるものとなっているのです。
加えて前項で示したカードのうち、年会費が比較的安価なカードに関しては、さらに審査基準が低くなっている場合が多くなっています。前述した審査基準に満たない方であっても、ゴールドカードを持つことは不可能ではないのです。
■審査が通りやすいのはどのカード?
では、実際に審査基準が比較的ゆるいゴールドカードはどこのカードなのでしょうか。前項に挙げた中では、以下の3つのカードが該当します。
・楽天プレミアムカード
・MUFGカード ゴールド
・Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
楽天プレミアムカードは、審査基準が厳しくない楽天カードの上位ブランドに位置します。年会費は10,800円と若干高めですが、安定した収入があればパートやアルバイトであっても審査通過の可能性があります。
MUFGカード ゴールドは、UFJニコスが発行しているゴールドカードです。サービスなどの面が通常のニコスカードとほとんど変わらないこともり、通常のニコスカードが作れる方であれば問題なく審査に通過できるでしょう。年会費も2,057円と低額に抑えられています。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは、オリコカードが発行する「THE POINT」の上位ブランドです。こちらも年収が200万円程度であっても審査通過の可能性があります。高いポイント還元率とは裏腹に年会費が1,950円と破格であり、ポイント還元でお得にカードを使いたい方ならば検討してみるべきカードでしょう。
■カード申し込み時の注意点は?
このように、審査基準がゆるいゴールドカードは確かに存在しています。しかし、どれだけゆるい審査基準のカードであったとしても、いわゆるブラックリストに載っているような方の場合には新規でゴールドカードを作ることが極めて難しくなります。
また、ゴールドカードの中でも「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」や「三井住友VISAゴールドカード」に関しては、比較的厳しい審査基準が設けられています。ゴールドカードにステータス性を求めたいという方は、こちらに申し込んでみるのも良いでしょう。
■まとめ
ゴールドカードは、一昔前のように高い年収と社会的ステータスが備わっていなければ所持できないようなものではなくなりました。しかし一般的には未だに、ゴールドカードのブランド力というものは確かなものがあります。
審査に通るための条件をクリアしたうえで、まずは比較的審査のゆるいゴールドカードに申し込んでみてはいかがでしょうか。