カードローン業者や消費者金融業者は、数多く存在します。
そんな貸金業界で、日々、サービスを提供している業者たちですが…この業者の本音というものが気になったことはありませんか?
例えば「こんなお客は嫌だ」「この人にお金を貸してもよいのか?」のような葛藤など。
そんな中、業者の本質的な本音を垣間見ることができる、とあるアンケートが実施されていたため、ここで少し紹介をしたいと思います。
そのアンケート内容が「今後、審査を厳しくしていきますか?」というもの。
一体、どのような回答があったのか?を見ていきましょう。
そんな貸金業界で、日々、サービスを提供している業者たちですが…この業者の本音というものが気になったことはありませんか?
例えば「こんなお客は嫌だ」「この人にお金を貸してもよいのか?」のような葛藤など。
そんな中、業者の本質的な本音を垣間見ることができる、とあるアンケートが実施されていたため、ここで少し紹介をしたいと思います。
そのアンケート内容が「今後、審査を厳しくしていきますか?」というもの。
一体、どのような回答があったのか?を見ていきましょう。
■ほとんどの業者が「厳しくする」という回答をする
平成21年度のデータになりますが、約7割の業者が、今後、審査を厳しくすると回答をしています。
実はこれ、平成18年に貸金業法が改正され、段階的に、色々とルールが変わった後に取ったアンケートとなります。
つまり、貸金業法改正が落ち着いたぐらいに、業者側がどのような本音を持っているのか?などを含め、日本貸金業協会が色々と調べたものなのです。
(厳密には平成22年に第5次施行が行われ完全に貸金業法改正が行われることになりました)
具体的には67%ほどの業者が、平成22年以降は審査を厳しくして、利用者の選定をしていくことを宣言したわけですね。
実はこれ、平成18年に貸金業法が改正され、段階的に、色々とルールが変わった後に取ったアンケートとなります。
つまり、貸金業法改正が落ち着いたぐらいに、業者側がどのような本音を持っているのか?などを含め、日本貸金業協会が色々と調べたものなのです。
(厳密には平成22年に第5次施行が行われ完全に貸金業法改正が行われることになりました)
具体的には67%ほどの業者が、平成22年以降は審査を厳しくして、利用者の選定をしていくことを宣言したわけですね。
◇大手になればなるほど「厳しくする」と宣言
このアンケートは、実は、業者の規模ごとにも分類をしてくれています。
そして5,000億円以上を融資しているような業者…つまり大手と呼ばれる貸金業者のアンケート結果をみると…。
なんと、全ての業者が「厳しくする」と回答をしているのです。
つまり「厳しくする」「変化なし」「緩くする」の3つの回答の内、全ての業者…100%が「厳しくする」と回答したわけです。
重要な部分なので、同じことを2度言わせて頂きました。
それくらい、平成18年からは、貸金業会が大きく変わってきたことを理解することができます。
では、何故、厳しくするのか?が気になってくるところかと思いますが、この部分は、後ほど詳しくお話をしていきたいと思います。
そして5,000億円以上を融資しているような業者…つまり大手と呼ばれる貸金業者のアンケート結果をみると…。
なんと、全ての業者が「厳しくする」と回答をしているのです。
つまり「厳しくする」「変化なし」「緩くする」の3つの回答の内、全ての業者…100%が「厳しくする」と回答したわけです。
重要な部分なので、同じことを2度言わせて頂きました。
それくらい、平成18年からは、貸金業会が大きく変わってきたことを理解することができます。
では、何故、厳しくするのか?が気になってくるところかと思いますが、この部分は、後ほど詳しくお話をしていきたいと思います。
◇中小規模の貸金業者は…逆に「緩くする!」と宣言している!?
大手に対して、融資額が5億円以下となっている、いわゆる中小規模の貸金業者の動向を見てみると、1%だけではありますが、逆に、審査を緩くすると宣言している業者も存在します。
面白い数字と言ってしまうと失礼かもしれませんが、全体的に「厳しくする」という方向に進んでいるにも関わらず、時代と逆行をして、異彩を放っているわけです。
念頭に置いておきたいのは、全体的に厳しくするということは、今まで審査が通過していた人の中に、審査に漏れてしまう人が出てくるということ。
異彩を放つ理由は、このような人を拾うために審査を緩くして顧客確保を狙っていることが、見えてきます。
実際、2016年になった今でも、大手の審査から漏れてしまった人が、最後の砦として、頼っている1つが、この中小規模の業者。
業者側も、リスクは多少覚悟しつつも、このような人を顧客として迎え、何とか利益を得ている状況です。
当然と言ってしまえば、それまでですが、5,000億円を超える規模の業者と、5億円以下の規模の業者では、見る世界が違うことを理解することができます。
面白い数字と言ってしまうと失礼かもしれませんが、全体的に「厳しくする」という方向に進んでいるにも関わらず、時代と逆行をして、異彩を放っているわけです。
念頭に置いておきたいのは、全体的に厳しくするということは、今まで審査が通過していた人の中に、審査に漏れてしまう人が出てくるということ。
異彩を放つ理由は、このような人を拾うために審査を緩くして顧客確保を狙っていることが、見えてきます。
実際、2016年になった今でも、大手の審査から漏れてしまった人が、最後の砦として、頼っている1つが、この中小規模の業者。
業者側も、リスクは多少覚悟しつつも、このような人を顧客として迎え、何とか利益を得ている状況です。
当然と言ってしまえば、それまでですが、5,000億円を超える規模の業者と、5億円以下の規模の業者では、見る世界が違うことを理解することができます。
■何故、大手は厳しくすることを宣言したのか?
では、気になる部分である、5,000億円以上の融資を行っている大手業者が、何故、審査を厳しくするのか?ですが…。
誤解を恐れずに一言で言えば「顧客を少数精鋭にする」という目的になります。
今までは、兎にも角にも顧客を確保し、グレーゾーン金利で大きな利息を得て利益をあげていました。
多少、返済ができない人間が増えたとしても、グレーゾーン金利のおかげで大きな利息を得ることができたため、そこまで問題にはならなかったわけですね。
しかし、このグレーゾーン金利が廃止されることにより、上記のような構図を作ることはできなくなることになります。
となると、確実にしっかりと返済をしてくれる人だけに融資を行って、着実に利益を上げるように方向転換をしていったのです。
もちろん、この他にも、厳しくする理由は大なり小なりありますが、これが大きな要因になっていることは間違いありません。
誤解を恐れずに一言で言えば「顧客を少数精鋭にする」という目的になります。
今までは、兎にも角にも顧客を確保し、グレーゾーン金利で大きな利息を得て利益をあげていました。
多少、返済ができない人間が増えたとしても、グレーゾーン金利のおかげで大きな利息を得ることができたため、そこまで問題にはならなかったわけですね。
しかし、このグレーゾーン金利が廃止されることにより、上記のような構図を作ることはできなくなることになります。
となると、確実にしっかりと返済をしてくれる人だけに融資を行って、着実に利益を上げるように方向転換をしていったのです。
もちろん、この他にも、厳しくする理由は大なり小なりありますが、これが大きな要因になっていることは間違いありません。
■今までが「緩すぎた?」…普通に生活をしていれば問題はないレベルではある
そもそもですが、グレーゾーン金利が横行している時代、審査基準は非常に緩かったと言われています。
それこそ、年収を超えるような融資額でも審査を通してしまっていた時代すらあったわけです。
つまり、やっと時代が「相応の融資を行い、相応の審査を行って、貸金業界を回している」という状態になったと言えます。
ただ、厳しくなったと言っても、べらぼうに厳しくなったわけではありません。
普通に働いて普通に収入を得て、借りたものを返したり、支払うべきものを普通に支払っていれば、総量規制に引っかからない限り、間違いなく審査は通るため、ご安心ください。
この普通のことができていない状況の場合のみ、少々、審査が厳しくなってしまうことは、致し方がないと理解しておくしかありません。
それこそ、年収を超えるような融資額でも審査を通してしまっていた時代すらあったわけです。
つまり、やっと時代が「相応の融資を行い、相応の審査を行って、貸金業界を回している」という状態になったと言えます。
ただ、厳しくなったと言っても、べらぼうに厳しくなったわけではありません。
普通に働いて普通に収入を得て、借りたものを返したり、支払うべきものを普通に支払っていれば、総量規制に引っかからない限り、間違いなく審査は通るため、ご安心ください。
この普通のことができていない状況の場合のみ、少々、審査が厳しくなってしまうことは、致し方がないと理解しておくしかありません。