カードローンを利用するとき、長く利用しているにもかかわらず最高金利だったり、イマイチお得さを感じられないという方は多いのではないでしょうか。
それが長く使っている業者だったらちょっとくらい優遇してほしい、そう思いますよね。
そんなとき、業者に対して金利交渉は可能なのか?そしてどういった点に気を付ければよいかなどを主に紹介していきます。
■カードローンの金利交渉は可能
結論から言うと、見出しに記載した通り、カードローンの金利交渉は可能です。
意外と知られていないため驚いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
通常、カードローン業者に借り入れを依頼したときは、審査に通るか?と、そちらに気が行ってしまいがちのため、致し方がないところ。
また、この手のサービスは「交渉に応じることはない」というような、固定観念があり、交渉の「こ」の字すら出てこないことも原因の1つとして挙げられます。
では、気になるのが、実際に金利交渉をしたら金利を下げてくれるのか?という部分。
こちらも問題なく、下げてくれます。
もちろん、それまでに様々な交渉があり、業者側が「下げてもよい」と判断しなければなりません。
実のところ、カードローンというサービスの金利値下げという交渉は非常に難しいです。
あくまでも「できるか?できないか?」という問いにはイエスと答えられますが…。
「容易にできるか?できないか?」とい問いに変わったら、間違いなく「できない」と即答します。
それくらい、カードローンサービスの金利交渉は難しいのです。
住宅ローンの借り換えのように「他行にお願いする」という脅しも使えないため、本当に難しいのです。
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■そもそも金利交渉は誰にしたらよいのか?
カードローンサービスの特徴の1つとして「人と対話しなくてもサービスが利用することができる」ということが挙げられます。
昨今、消費者金融を含め、銀行などのカードローンは、インターネットで申し込みが可能となっていることは、ご存知の通りです。
これが意味することは、申し込みですら、業者スタッフと会話することもなくサービスを利用することができるということ。
つまり、インターネットで必要事項を入力し審査が通れば、そのままサービスが利用することができ…キーボードを打つだけで完結してしまうのです。
(審査結果はEメールにて通知できる)
となると、実際に金利交渉をしたいと思ったとき、どこに相談したらよいのか分からないという不思議な状態が生まれるのです。
前置きが少々長くなってしまいましたが、カードローンの金利交渉は、普通にお問合せセンターのような場所に相談すればよいです。
窓口の人は、金利の決定権はありませんが「受け付けることは可能」です。
つまり、直接、「誰かと金利交渉をする」というわけではなく、あくまでも「金利を下げたいのですね。受け付けました。社内で検討し結果を後日、お知らせします。」といったイメージです。
したがって、結果が芳しくないことは多々あるため、なかなかどうして上手くいきにくいのです。
ちなみに、カードローン業者の実店舗に足を運び、直接、相談するというのも1つの手です。
こちらの場合、直接、対面して交渉をすることができるため、情に訴えることができます。
相談を受けたスタッフにも左右されますが、情に訴えることができれば、その受け付けたスタッフが、決定権を持つ人物に対して熱心に交渉してくれるはずです。
ともあれ、カードローンサービスの基本は、あくまでも、直接、金利交渉をするというよりも「金利を下げてもらえないかを検討してもらう」と言った方がしっくりくるのかもしれません。
■金利を下げてくれるケースはどんなとき?
続いて気になるのが、金利を下げてほしいと依頼をしたとき、実際に下げてくれるケースはどんなときか?という点。
色々と下げてくれるケースは多いですが、代表的なものは「支払いが厳しいから下げてほしい」といったもの。
多い理由は、当然、金利に苦しむ方が単純に多いからです。
つまり、カードローンサービスを利用する方が、にっちもさっちもいかなくなってしまう総数が多いということ。
言い方を変えると「分母が多い」というわけですね。
分母が多ければ、分子も増えるのは道理で、結果、下げてくれるケースとしては多いというわけです。
ちなみに、業者から見た「上客」。
つまり、昔から長い期間、定期的にカードローンサービスを利用してくれている人ほど、可能性は高くなります。
もちろん、この間、一度も滞納をしたことがないという条件付きですが。
このような場合は、お礼の意味も込めて対応してくれる場合があるというわけですね。
ここから分かるのは、カードローン業者は鬼ではなく、しっかりと利用者を見てくれているということです。
■電話で相談してみよう
もし交渉しようという場合はメールなどではなく、最低でも電話、ベストなのは直接行うことです。
そしてその際に気を付けなければならないのは、あくまでも「相談・お願い」という姿勢です。
高圧的な態度はもちろん、金利が下がって当然だというような態度はしないように注意してください。
あくまでも「金利を下げたい」という意思はハッキリと、しかし低姿勢でお願いするようにしましょう。
担当の方も人間です。お願いされたら一度検討します。
■街金は金利交渉がしやすい
ここまでの話は、あくまでも大手カードローン業者について説明をしていました。
これが、地域密着の中小企業である、街金となると話は別です。
個人で運営している場合も多く「金利交渉」となると、意外と決定権を持った方が直接対応してくれる場合があります。
したがって、大手カードローン業者と比較しても、金利交渉がしやすく、成功率も高いというメリットを持っています。
特に、人情に厚い運営者が多い世界でもあるため、情に訴えることができれば、意外と簡単に金利を引き下げてくれます。
ただし、あくまでも信頼関係のもと成り立つ交渉だということは忘れないでください。
延滞を繰り返して困らせているような人は、門前払いにあってしまう可能性が非常に高いです。