■金利優遇をしている銀行は多くあるため一考する価値はある
昨今、銀行系のゴールドカードでも、比較的、簡単に所持することができるようになってきています。
一昔前までは、非常に高いステータスを意味するもので、誰彼なく所持できるようなものではありませんでした。
年会費が高いというデメリットがあるものの、反面、様々なサービスを優遇してくれるため、相殺ができていたわけです。
その1つとして、カードローンサービスの金利を優遇してくれるというものがあります。
となれば…既に所持をしていてカードローンを利用しているのであれば…一考する価値は充分にあると言えます。
「一考する価値」というよりも、そのカードローンサービスを提供している銀行の窓口に「ゴールドカードを所持しているため金利優遇特典を付けて欲しい」と直ぐにでも依頼をしましょう。
(中には、自動的に優遇されている可能性もありますが)
利用しない手はありませんからね。
ともあれ、金利優遇をしてくれる銀行は非常に多いため、まずは自身の利用している銀行系カードローンが、このようなサービス提供しているか?を確認しましょう。
■金利優遇を得るためにゴールドカードを発行する必要はない
先の話は、あくまでも「ゴールドカードを所持していて、カードローンを利用していて、金利優遇サービスがあった」という体ものです。
では、銀行系ゴールドカードを、金利優遇を狙って発行した方がよいのか?という疑問が出ています。
結論から言えば、よっぽどのことが無い限り、無理する必要は全くありません。
つまり、金利優遇を目的にゴールドカードを発行する必要はないということです。理由は至極単純なもので「対効果が小さい」からです。
金利優遇と言っても、多くて0.5%程度のもの。
50万円の融資を受けていた場合、差額は数千円レベルになります。
たかだか数千円のために、ゴールドカードを発行するメリットはないということですね。
◇年会費が高いため意味がない
最近、低年会費のゴールドカードが多く登場していますが、銀行系ゴールドカードの場合は、それでも、まだまだ高い場合が多いです。
中には、数万円する場合も。
安く見積もっても、5,000円前後に落ち着きます。
金利優遇をしてもらって、少しでも得をしたいという考えで、ゴールドカード発行を目論むのであれば…。
年会費の高さがネックになり、全く得になっていないことは火を見るよりも明らかです。
結果、必要はないと言えるわけですね。
◇審査落ちのリスクが高い
銀行系ゴールドカードは、当然、相応の審査の厳しさというものがあります。
一般的なゴールドカードと比較をしても、その差は歴然です。
そして、審査落ちという信用情報は、他にも大きな影響を及ぼす場合もあるため、余計なリスクは負いたくありません。
ちなみに「他にも大きな影響を…」という部分、金融商品は全てと認識して頂ければよいです。 (ローン、クレカなど)
たかだか、数千円程度を得にするために、大きなリスクを負うわけですから、必要がないと言えるのです。
■金利優遇はゴールドカードだけが条件ではないことが多い
これまでの話だと、銀行系ゴールドカードはデメリットばかり?と感じてしまうかもしれません。
そして、金利優遇は、さほど大きなメリットがあるわけではないのでは?と感じてしまった人もいるかもしれません。
決してそんなことはありません。
ゴールドカードにはゴールドカードの素晴らしさがありますし、金利優遇されれば間違いなくお得になります。
伝えたいのは、条件揃っておらず、金利優遇だけを目的にゴールドカードを発行する必要はないと言っているだけです。
例えば、某銀行カードローンは、住宅ローンを同行で組めば、数%の金利優遇をするというサービスを提供しています。
これに加えて、ゴールドカード所持で、さらに下げたり、銀行手数料を無料にしたりなど。
実に多くのメリットを得ることができます。
逆に、ゴールドカード所持、カードローンサービス利用で、住宅ローンの金利を3%下げるというような優遇もあります。
とどのつまり…金利優遇は様々な形で実現することができるというわけです。
であれば、状況を見極めて、自分自身にあった金利優遇の形を模索することが大切になってくることになります。
■まとめ
銀行系ゴールドカードを所持している場合、同行のカードローンサービスの金利優遇してくれる。
これは事実で、多くの銀行が、このようなサービスを展開。
ただし、無理をしてゴールドカードを発行して、金利優遇を狙う必要はありません。
デメリット部分の方が、金利優遇を受けるメリットよりも大きいからです(年会費、審査落ちリスク)。
であれば、もっと他の形で、金利優遇を狙った方がよいです。
例えば、同行で住宅ローンを組んだり、証券サービスを利用したり、預金をしたりなど。
金利優遇サービスは、様々な部分で得ることができるため、ゴールドカードを発行するというよりも総合的に状況を見極めて狙っていくことが大切になります。
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