奨学金の延滞はキケン!知って欲しい返済猶予制度について

お金がないと苦しんでいる人の多くに「奨学金が払えない」という方を見かけます。ただ、何も申告せず奨学金を延滞してしまうのはとても危険なことって知っていましたか?

今回紹介するのは、奨学金の延滞についてです。「返済猶予制度」などもあるので、利用できるか検討してみてください。

◆奨学金を延滞するとどうなるの?

奨学金は、経済的な理由が原因で修学が出来ない優秀な学生に対して学資を低金利で借りることができる制度です。

奨学金は在学中による返還は一切なく、学校を卒業して就職するといよいよ返還がスタートします。そして、毎月27日に登録した銀行口座から自動引き落としで返還する仕組みとなっています。

返還日に口座から引き落としが確認できない場合は、未払いとなり延滞となってしまいます。

奨学金の返還を延滞すると、延滞金が発生し保証人や連帯保証人に対して返還金の督促が行われます。

延滞による金利は年5%となり、返還日の翌日から延滞した日数によって延滞金を請求されます。

例えば、毎月の返還金が2万円として返還日から3ヶ月(90日)延滞した場合は20円程度の延滞金が請求されます。実際は利息を差し引いた金額に対して延滞利息が発生するため、さらに金額が低くなります。

また、奨学金は基本的に3ヶ月滞納すると回収業務を民間の債権回収会社に委託します。
連帯保証や保証人に対しての督促は避けることはできず、最悪の場合は裁判となってしまいます可能性もあります。

このような状態になったら信用情報にブラックリストとして登録されてしまい、延滞している金額を返還した場合でも最低5年間は様々なローンなどの審査に通過することが難しくなってしまいます。

◆返還猶予制度があること知っていますか?

奨学金は失業や病気など様々な理由で返還が厳しい状況になった場合に、毎月の返還による負担を軽減することができたり、返還する時期を引き伸ばしてもらう制度があります。

この制度を「返還猶予制度」と言い、返還猶予制度には減額返還制度返還期限猶予制度といった2つの制度があります。

減額返還制度というのは、月々の返還額を半額又3分の1に減額してもらうことができます。

減額返還制度は一度の申請で、12ヶ月間返還額を減額してもらうことができます。毎年申請することによって最長15年間減額してもらうことが可能となります。

一方、返還期限猶予制度は、返還する時期を先に延ばすことができます。

失業や災害が原因で返還ができない場合は、合計10年間の猶予もらうことが可能です。返還期限猶予制度の猶予期間は合計での期間となるため、まとめて申請する必要はなく必要な時期に必要な期間だけ申請することができます。

ここで注意してほしいことは、これらの制度は奨学金の返還額を減額することができる制度ではないということです。

そのため毎月の負担が軽減される場合でも、返還期間を猶予される場合でも期間が長くなるだけで支払う利息は同額となります。

◆返還猶予制度の申込み方法について

返還猶予制度を受けるためには、「年間の収入が325万円以下でなければいけない」「返還方法が毎月の返還でなければいけない」などといった条件を満たしていなければいけません。

また、返還猶予制度は適用期間が終了することによって通常の返還額で返還が再開されます。

そのため、うっかり申請を忘れてしまうと延滞の原因となってしまうため申請には注意が必要です。

返還猶予制度を申込む場合は、願出用紙を日本学生支援機構に提出しなければいけません。願出用紙はスカラネット・パーソナルといった日本学生支援機構が運営している情報システムで作成することができます。

またはホームページからダウンロードしたり、直接日本学生支援機構に請求することも可能です。

申込み時に必要な書類は、申込者の状況によっても異なりますが給与明細書や所得証明書などといった証明書を提出する必要があります。

また返還開始から初回1年以内で申請する場合は証明書の提出が必要なく、願出用紙のみの提出で良いケースもあるため事前に確認しておく必要があります。

◆もし返還猶予を延滞した場合の対処法

経済的な理由などでどうしても奨学金の返還が厳しい場合に頼りになる返還猶予制度ですが、申請した猶予期間が終了となると通常通りの返還金額での返還がスタートしてしまいます。

通常通りの返還がスタートしても、結局奨学金の返還をすることができずに延滞してしまった場合はどうなるのでしょうか。

実は、延滞している場合でも手続きを行うことによって延滞期間も猶予期間として申請することが可能です。

延滞がスタートした月からの「奨学金返還期限猶予願」と「所得証明書」などといった証明書を提出して手続きを行うことによって猶予申請をすることができます。

また、証明書類が提出できない場合でも延滞期間分の返還額を全額返還することで新たに猶予申請を行うことが可能になります。とは言っても、現実問題どうしても経済的に延滞期間分を全額返還できないケースもあります。しかし、「延滞据置猶予」といって申請の結果どうしても返還が困難だと認めてもらうことができれば返還額を全額返還できなくても返還期限猶予を適用してもらうことも可能です。

奨学金の返還で困った時は、まず日本学生支援機構に相談してみましょう。

また、一時的な返還の延滞の場合であればカードローンでお金を借りるといった方法もあります。

カードローンは年収に関係なく安定した収入があれば誰でも申し込むことが可能で、月々の返還額も1,000円から可能なカードローンもあるため月々の負担も気にすることなく借入れすることができます。

しかし、奨学金の返還を3ヶ月延滞してしまうと、ブラックリストに登録されてしまいます。ブラックとなってしまうとクレジットや各種ローンでお金を借りようとしても審査に通過することができなくなってしまいます。

奨学金を延滞している場合は、上記のような状態になる前に返還しておくことが大切です。

カードローンによっては初めてなら「30日間無利息」といったサービスを行っているカードローンもあるため、一時的に奨学金の変換ができなくてお悩みであればカードローンを利用することによって信用情報を傷つけることもなく対処することが可能です。

カードローンは運転免許証などといった本人確認書類のみの提出だけで借入れすることも可能です。申込み方法もインターネットから簡単に手続きを行うことができます。

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