「ローンの返済に遅れてしまったどうすればいい?」
理由は様々ですがこのような方は少なくありません。
そのようなときにどうすればいいでしょうか?
この記事では、そんなローンの返済に遅れてしまった場合の対処法を詳しく解説しています。
■ローンの返済が遅れてしまった!どうすればいい?
ローンの返済が遅れる(延滞)といっても2つのパターンがあります。
・うっかりミス
・お金がなく返済ができない
このどちらかによってとるべき対応がことなるんですね。
「うっかりミス」の場合は返済できるのですから、1日でも早く返済することです。
延滞は長引くほど重大な問題になります。
1日でも延滞すると、後から説明する遅延損害金が発生しますし、
長引くと信用機関情報に事故情報として記録されてしまいます。
ですから、返済日をうっかり忘れてしまった場合は1日でも早く返済しましょう。
こうしたうっかりミスは誰にでもあることですし、
業者も1回や2回では深刻な問題とはしません。
ただし、何度も連続でやってしまうと確信犯と思われ、
重大な事故情報になる可能性がありますので注意しましょう。
次は「お金がなく返済ができない」場合です。
この場合、業者のコールセンターにすぐに連絡しましょう。
交渉次第では来月の返済日までまってくれることもあります。
このときに重要なのが「支払う意志がある」ことを伝えることになります。
今は支払えないけど、将来的には必ず支払うということを
しっかり伝えるということですね。
ポイントは「お金が入る時期やその理由」を伝えることです。
こうしておけば交渉も上手くいきやすくなりますし、
業者への心象もよくなります。
だたし、延滞損害金はありますので注意しておきましょう。
⇒審査落ち・・返済延滞が原因かも?公共料金・携帯代は影響するのか
■返済が遅れそうなときは?
「延滞はまだしていないけど、返済日までお金が用意できない」
このようなときもあるでしょう。
この場合も延滞してしまったときとおなじく、早めに連絡することです。
支払いができないことをしっかり伝え、いつになら返済できるか、その理由も伝えましょう。
例えば、今月は支払えないが来月の24日が給料日なので、
25日以降であれば確実に支払えるといった感じにです。
大切なのは業者から返済の督促が来る前に、連絡をすることです。
一番やってはいけないのが返済できないとわかっていながら、
そのまま放置してしまうことです。
事前に連絡して延滞するのと、そうでないのとでは業者の心象も大分違います。
もし返済を引き延ばしてもらおうと思っても、
業者に悪いイメージを与えてしまうと、上手くいかない可能性があります。
そのため、「返済できない!」と分ったその日に連絡することが大事です。
■ローンの返済が遅れると発生する遅延損害金とは?
多くの業者では延滞すると遅延損害金が発生してしまいます。
これは延滞した場合のペナルティで、レンタル店で返済期日までに
返さなかったときに発生する延滞料金のようなものです。
例えば、プロミスで返済が遅れると1日遅延利息として20%をとられてしまいます。
損害遅延金は以下のように計算します。
借入残高 X 遅延損害金利率(年率) ÷ 365 X 延滞日数
借入残高10万円のときに30日延滞したとすれば
10万円×20%÷365×30=1643円
このように30日の延滞で1643円の損害遅延金が発生するということです。
しかもこの損害遅延金は、通常の利息とは別に支払う必要があります。
月々の返済額が1万円(利息含め)ですと、実際には11.643円支払うことになるんですね。
これは無駄としか言いようがありません。
この損害遅延金は借入れ残高が大きく、延滞日数が長いほど大きくなります。
ですので、遅延損害金を少しでもおさえるためには1日でも早く返済する必要があります。
⇒カードローン返済遅れは百害あって一利なし!催促5段階&悪影響3選
⇒もし返済が滞ったらどうする?どうなる?信用情報の与える影響
■延滞しないための対策法を3つ伝授!
最後に延滞しないための対策をお伝えしておきましょう。
1.返済日をしっかり把握する
あたり前ですが返済日をしっかり把握しておく必要があります。
延滞する理由として一番多いのが、返済日のド忘れです。
とくに複数の業者から借入れしていて、返済日がバラバラな方は要注意ですね。
また、返済方法を「35日返済」にしている人も毎月返済日が異なるため気をつけましょう。
2.返済日ギリギリに返済しない
返済日ギリギリに返済しようとすると、振込みが間に合わないことがあります。
また、ATMでの返済でも時間帯によってはメンテナンス中といことも。
返済は期日ギリギリではなく、余裕をもってするのがおすすめです。
3.お金の流れを把握しておく
月々の返済額だけでなく、家賃や食費、光熱費などの生活費も含めて把握しておきます。
コツはこうした月々支払うお金を給料から差し引いて、残りのお金で生活すること。
支払い分には決して手をつけないようにします。
支払い専用口座を作っておき、そこに入金しておくのもおすすめです。
こうしておけば返済に使うはずのお金に手をつける可能性が減ります。
■まとめ
ローンの返済が遅れてしまったら、すぐに返済するか、
それが無理な場合は業者に連絡しましょう。
延滞が長引くほど遅延損害金も大きくなりますし、業者への心象も悪くなります。
1日でも早く行動することが最大の対処法なんですね。