カードローン・キャッシングを利用している。
バレることを恐れ、必死に隠して生活をしている方は非常に多くいます。
特に「結婚」となると、婚約破棄されてしまう恐れもあるため、なおさら隠したくなってしまうもの。
逆の立場からすれば、配偶者が「借金をしていないか?」と、気になるものです。
一緒に生活をしていくわけですから、結婚してみたら「大きな借金があった」となってしまうと…住宅ローンなど影響を及ぼしかねません。
つまり将来設計がしにくくなってしまうわけですね。
ということで、「婚約者の借金があるのか?」と調べることができるのか?について触れていきましょう。
■現在は「本人に聞くしか方法はない」という状況
結論から言うと、結婚前に身元調査をしても、借金の有無があるか?までは分かりません。
少し前から個人情報は、他人に教えてはいけないという法律ができたからです。
当然、他人のカードローンやキャッシングの利用状況を知ることはできません。
もし出来てしまえば、それはそれで大変なことになってしまうのは、火を見るよりも明らかですよね。
もちろん「婚約者だからオッケー」という例外はありません。
たまにですが、身辺調査をしてくれる興信所で「借金の有無を確認できますよ」と謳う業者がいます。
これは「違法行為をしますよ」と同じ意味となるため、このような興信所に依頼をしない方が良さそうです。
◇確認するのであれば本人に直接聞くしか無い
となると、やはり調べる方法は直接本人に聞くしかありません。
下手をすると、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれませんが、考え方によっては、本人の知らないところで「借金があるか?」と調べられていること自体、嫌な思いをさせている可能性があります。
ともあれ、調べる方法がないのであれば、聞くしか無いということは理解しておきましょう。
■付き合っている時間を長くして探りを入れる
「本人に直接聞く」ということが、やはりできないのであれば、長い時間をかけて調べていくしかありません。
当然「結婚」を意識し始めたら、自然と相手の給与の話になってくるかと思います。
このときに、何に使っているのか?などを、それとなく聞いておくわけですね。
給与の使い道に関しては、後ほど、もう少し掘り下げてお話するため、そちらを参考にしてください。
ともあれ、相当なスピード結婚でなければ、付き合っている時間はそれなりにあるはず。
このときに「ギャンブルをするのか?」「浪費癖はないか?」「物欲は強くないか?」「生活水準は平均的か?」など、見るべきポイントはいくつもあります。
カードローンを利用する場合、生活費、ギャンブル、交際費などが殆どの理由になります。
上記で記載したことを、注意深く見ていけば「青信号」「黄色信号」「赤信号」ぐらいの判断はできるはずです。
その結果を踏まえて、黄色・赤信号と判断したときに、本人に確認するのが、一番、ベターな方法と言えるでしょう。
■結婚前に給与の使い道をしっかりと確認しておく
婚約したら、当然、相手の給与の話になってきます。
このとき、相手の給与の使い道を、しっかりと押さえておくのも1つの手となります。
収入の割に「いつもお金がない」と言っているような状況であれば、当然、相応の支出があることは間違いありません。
カードローンの利用額にもよりますが、大体1万円~が返済額となります。
普通に生活をしていけば、この1万円という支出は意外と大きなもので「お金がない」と感じさせるのには十分なダメージ。
だからこそ、しっかりと支出を見える化して、1つ1つ確認をしていくことが重要になります。
もちろん、相手だけに、この給与の使い道を聴けば、嫌な気分になることは間違いありません。
したがって、自分自身もしっかりと全てを曝け出す覚悟で、給与の支出を確認していく必要があります。
なかなか難しいところではありますが「将来のため」となれば、お互いに見せ合うしかないため、心を鬼にして見ていくとよいでしょう。
■そもそもカードローンを利用している人と結婚をしてはいけないのか?
結婚前に「借金があるか?」と調べる理由は、やはり「お金にだらしがない人とは結婚はしたくない」と考えているからかと思います。
例えば、ギャンブルで作ってしまった借金であれば、結婚後も、ギャンブルに興じてしまい、生活費を注ぎ込んでいくのでは?と。
となれば、家庭崩壊してしまう可能性は高くなります。
多くの場合が、このような理由で結婚をしてもよいか?を判断するわけですが…中には、心機一転ということで、しっかりと足を洗う方もいらっしゃいます。
つまり、大切なことは、借金を調べるというよりも、その人の「人となりを見るべき」ということです。
綺麗事と一蹴されてしまうかもしれませんが、頭ごなしに否定をしてしまえば、せっかく訪れるはずの幸せを、みすみす逃してしまう可能性もあります。
調べると言っても「結婚後はしっかりとしてください」という約束をさせるつもりで、覚悟を持って行動を起こすと良いと考えます。