お買い物をしたら、何払いにしていますか?
一括払い?リボ払い?
また、キャッシング・カードローンを利用されている方、返済方式はリボルビング方式ではありませんか?
リボ払いとは、「リボルビング払い」の略です。フレックス払いとも呼びます。
また、厳密にいうとリボ払いという名称はありません。
しかし様々な種類がありますので、ここでは一般的に呼ばれているリボ払いと呼ばせていただきます。
今回のテーマは「リボ払いの恐怖」です。
先ほどの質問でお買い物はリボ払いにされると答えた、残念ながらとても損をしています。
またキャッシングなどをリボルビング方式で最小返済額のみを返済している方、返済方式をしっかり理解していますか?
理解しておらず流れに任せている方は、これから破産するかもしれない人有力候補です。
リボ払いが破産を招くなんて信じられないかもしれませんが、実際にありえない話ではありません。
リボ払いにする=自分の経済状況を把握する能力のない人
と決め付けられても、あながち間違いではないほど、リボ払いの代償はかなり大きいものなのです。
ここでは、そういった方に少しでも警鐘を鳴らし、破産から遠ざけるために、勉強していきたいと思います。
リボ払いの手数料はヤバイ
買い物でリボ払いをしたときの例
買ったものをカードで支払う場合、「分割払い」にしてたら危険です。
馴染みが深くわかりやすいのがクレジットカードで、一番メジャーなのでここからはクレジットカードでリボ払いを選択した場合を例に挙げて紹介していきます。
まず、クレジットカードの金利は大体15%です。
たまに12%、13%の場合もありますが、法律の上限が15%なので、大体のクレジットカード会社が15%に設定しています。
ここで気を付けていただきたいのが、この15%とは年利を指しています。
1ヶ月毎を見るのなら、下記のようになります。
1ヶ月…1.25%
2ヶ月…2.5%
3ヶ月…3.75%
4ヶ月…5.0%
半年…7.5%
1年…15.0%
このように、1ヶ月ごとに1.25%が上乗せされて計算されます。
ここからは計算になります。
例えば、「1ヶ月1万円の支払いをリボ払いでした場合」。
この場合は、1万円×金利(1.25%)=10125円になります。
この125円が手数料という形で上乗せされ、引き落とされますね。
では、この125円は高いのか?安いのか?という疑問にぶち当たります。
1万円の支払いの担保に125円払っている形になり、キャッシングでいうと125円の手数料で1万円を貸してくれたことになります。ATMで1万円おろしたくらいの手数料ですね。
これを安いと捉えるか高いと捉えるか、それはまだ聞きません。
次に、「15万円の商品を月々1万円の支払いで購入した」とします。
そうすると、何ヶ月で払い終えるか?そして、利息はいくらになっているか?
に注目しながら見ていきたいと思います。
1ヶ月目・・・15万円-1万円 この部分は利息はかかりません。
残り14万円×1.25%=1750円→これが手数料
2ヵ月目・・・14万1750円-1万円返済
13万1750円×1.25%=1625円→これが手数料
3ヵ月目・・・13万3375円-1万円返済
12万3375円×1.25%=1542円→これが手数料
4か月目・・・12万4917円-1万円返済
11万円4917円×1.25%=1436円→これが手数料
5ヶ月目・・・11万6353円-1万円返済
10万6353円×1.25%=1329円→これが手数料
6ヶ月目・・・10万7682円-1万円返済
9万7682円×1.25%=1221円→これが手数料
7か月目・・・9万8903円-1万円返済
8万8903円×1.25%=1111円→これが手数料
8ヵ月目・・・9万14円-1万円返済
8万14円×1.25%=1000円→これが手数料
9か月目・・・8万1014円-1万円返済
7万1014円×1.25%=887円→これが手数料
10ヶ月目・・・7万1901円-1万円返済
6万1901円×1.25%=773円→これが手数料
11ヶ月目・・・6万2674円-1万円返済
5万2674円×1.25%=658円→これが手数料
12ヶ月目・・・5万3332円-1万円返済
4万3332円×1.25%=541円→これが手数料
13か月目・・・4万3873円-1万円返済
3万3873円×1.25%=423円→これが手数料
14ヶ月目・・・3万4296円-1万円返済
2万4296円×1.25%=303円→これが手数料
15ヶ月目・・・2万4599円-1万円返済
1万4599円×1.25%=182円→これが手数料
16ヶ月目・・・1万4781円-1万円返済
4781円×1.25%=59円→これが手数料
17ヶ月目・・・4840円を支払い、完済
結果:15万円を毎月1万円ずつ返済していくと・・・
かかった利息・・・14,840円
支払った総額・・・16万4840円
また、14,840円÷15万円をすると、9.89%が利息で占められているのがわかります。
リボ払いの年利は15%ですが、それよりは低い利率で借りることができた計算になります。
⇒手数料を甘くみてはいけない!返済を無料でお得に利用する裏技
⇒カードローンの返済は絶対無料がトク!各業者の返済方法を一覧で紹介
ずっと使うのはダメ
大切なのは「手数料をこれだけ払ってリボ払いにするメリットがあるか?」という疑問を持つことです。
時には便利なリボ払いですが、これがもっと大きな額になってくると利息を払うのが精いっぱい、なんてことになりかねません。
絶対にリボ払いを使っちゃダメ!ではなく、使うとしても早めに完済してしまうことです。
継続的に使えば使うほど、利息がかかり続けます。
また、お財布のお金が減るわけではないので、お金がある気になってしまうというのも大きな落とし穴です。
これによってリボ払いが大きくなり、利息も大きくなり、といった悪循環を生んでしまうかもしれませんから、リボ払いには十分に気をつけましょう。