キャッシングの歴史から銀行カードローンと消費者金融を『今』をみる!

今は便利になったキャッシングの歴史について

今は銀行と同じぐらいあるいはそれ以上に消費者金融が身近に存在しています。
銀行でも取扱はありますが、キャッシングという言葉では消費者金融をイメージする人が殆どでしょう。
コンビニのATMでも銀行・消費者金融両方に対応できるものが主流ですし、全国何処でも返済・借入が可能です。
しかし、現在のキャッシングの形は昔からここまで身近な存在だった訳ではありません。
時代による変化もありますし、法律による変化もあります。
では、キャッシングの歴史について言及して行きましょう。

意外と最近!?1960年代の『団地金融』

無担保・即日融資のキャッシングの始まりは、1960年代の「団地金融」としてスタートした所からです。
名前の由来は今のように全国何処でもではなく団地に住んでいる人向けにお金を貸していたい為です。 当時は団地に住んでいることが信用力の高い人として見られていました。
というのも、団地に入るにはある一定の収入が必要であり、その収入に至らなければ団地には入れなかったためです。 団地で生活することがステータスの一部であり証明です。
団地金融は手軽に借りられる事から、利用者がどんどん増えていきます。貸金業者の礎となったものはこの頃に出来ました。

耳なじみある!1970年代『サラ金』

1970年代に入ると「団地金融」は次第に「サラ金」と呼ばれるようなります。サラ金とは、「サラリーマン金融」の略です。しかしサラ金と聞くとあまり良いイメージは湧きませんね。
当時オイルショックがあり日本全体が不景気になり生活苦から借金をする人が急増しました。
また貸付の金利は高いままであり、返済が出来ない人が急増します。
この頃は、消費者保護の法律の整備が不十分だったこともあり返済能力を無視した貸付が行われていました。今は18%と決められている金利ですが、当時はめちゃくちゃな金利を打っている業者は山のようにありました。
そして、支払いができなくなった相手に対しては、ひどい取り立てがありました。
いわゆる闇金といったブラックなイメージが未だに消えないのはこの当時の記憶によるものでしょう。それほど法律が整備されていたかったためです。

今の姿に!1980年代『消費者金融』

1980年代になると、更に利用者が増え自営業者や女性も利用するようになります。この年代で「消費者金融」の呼び名が定着しました。
ようやくここで利息の改訂がされましたが70%の高金利であり、借金で苦悩する人は減りませんでした。
1990年代では、バブル崩壊を受けて日本全体の景気が落ち込み借金を頼りに生活していく人が増えて行きます。
CMの規制緩和が行われ、この頃から消費者金融はCMにタレントなどを起用しキャッチフレーズなどで更に新規の利用者を増やしました。
1993年にはアコムが自動契約機を取り入れました。
この年代になると、今と同じように消費者金融が身近に感じられますが利息の上限は40%程度です。
この金利は、1年経つと元金の半分近い金額の利息を請求されます。 その利息を考えれば、私も聞いたことがある「どんなに生活が苦しくてもサラ金には手を出すな」というフレーズは頷けます。
もちろんもっと早く「金貸しは怖い!!」となるべきなのですが、日本全体で一定数不景気な層は存在します。その人たちにとっては非常にありがたいのが消費者金融だったのです。

2000年代は規制がかかり始め・・・

2000年代になると国が高金利を規制し始めます。
10万円未満は20%、10万円以上100万円未満は18%、100万円以上は15%とされました。
2010年には出資法の上限は20%に引き下げられ、高利貸しはできなくなりました。
2010年以降のキャッシング貸金業法は、金融機関にとっては利益が減ることになりましたが消費者にとっては非常に良心的な改正です。
現在では、消費者金融と銀行のローンを比べても違いすぎるほどの金利ではありません。
商品を選択して貰うために銀行も総量規制対象外のカードローンを打ち出すようになり、消費者金融のカードローンなどと比べて選ぶということが出来るようになりました。
キャッシングの歴史を見ると、最近の10年ほどで急激にキャッシングに関係性を持ちやすい環境と法律が整えられてきました。

キャッシングに対する悪いイメージは過去のものとなりつつあります。
銀行でも消費者金融でも返済時に問題がない場合は、どちらから借りようとも大した問題ではありません。
返済できなかったときに被る不利益は、どちらから借りても同じだからです。
どちらかで問題を起こせば、どちらからも借りられないというのは至極当然の話です。
その為、大手の消費者金融や銀行を利用する限りは、過剰な心配はしなくていい環境になりました。
どうしてもという時には、キャッシングは力強い味方になり得ます。
困ったときには、迷わず選択肢に入れることが出来るということを忘れないでください。

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まとめ|さかのぼると今はとても恵まれている

いかがでしたか?

1960年代は団地金融
1970年代はサラ金
1980年代は消費者金融
を経て、ようやく今の姿になった「貸金業者」ですが、昔を知ると今がどれほど恵まれているか知ることができますね。
怖い取り立てや闇金ばりの高金利は昔の話となりました。
今は取り立てを行うことは出来ませんし、金利は法律で定められた範囲内と決まっています。
怖いイメージから爽やかなイメージに塗り替えていったのは消費者金融の勝利ですね。
芸能人や可愛い犬などのコマーシャルを経て、消費者金融はより身近になっていきました。

もちろん、必要のないキャッシングはやめましょう。しかし、どうしてもお金が必要になったときなどもしものときは非常に便利です。金利も低く、銀行カードローンなどより良いものが誕生してきています。
計画的なご利用は素晴らしいと思いますよ。

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